小規模区画から対応の
PIC-UP工法(先端チャッキング)
従来の杭抜き工事とは
ケーシングを用いて杭周を掘削し、既存杭と土の摩擦を切った後、ケーシングをすべて引上げ、既存杭頭部にワイヤーをかけて引き抜く工法です。
杭を引上げた後、杭孔上部から埋戻し材を流し込み埋戻しを行います。
杭を引上げた後、杭孔上部から埋戻し材を流し込み埋戻しを行います。

輪投げ工法にて撤去できる杭の種類
松杭
既製杭
現場造成杭
鋼管杭
ピックアップ(PIC-UP)工法とは

専用のケーシングを用いて杭周を掘削し、先端深度に到達した時点で専用のチャック爪を作動させることにより、既存杭を下から抱え込みそのまま引き抜く工法です。
PIC-UP工法の3つの特徴
特徴①
杭を下から抱え込み引き抜くことで、従来技術では撤去が困難であった中折れ杭(地中でおれている杭)や途中で破損している杭も撤去するとこが可能です。


特徴②
杭引抜と同時に、ケーシング先端部より埋戻し材(貧配合セメントミルク)を注入することが可能であるため、杭孔の崩壊を防ぎながら確実に充填することが可能です。
特徴③
施工管理装置を装備可能であり、時間、掘削深度、埋戻し材注入量等をリアルタイムに管理することが可能です。
※施工管理装置はすべての施工機械に装備できる訳ではありません。

PIC-UP工法の流れ
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01
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事前調査・測量
工事に入る前に、周辺の車両通行関係調査・施工地盤強度の確認・近隣建物の隣接状況などを確認します。

重機搬入・養生
事前に重機の搬入進路を確保し、現場へ重機を搬入します。
同時に現場の養生を行います。
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03
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重機展開・ケーシング接続
使用する重機の組み立て作業を行います。杭の長さに合わせてケーシングを取り付けます。

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04
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動作確認
重機が正確に稼働するか、ケーシングについてはチャックが正確に動くかを確認します。

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位置合わせ
頭出しした既存杭の杭頭とケーシング位置を合わせます。

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06
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掘削作業
掘削液を吐出させながら所定の深度まで掘削します。

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07
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ケーシング引き上げ
既存杭が長い場合は、随時杭をカットしながら ケーシングを引き上げます。スピードなどは管理装置にて管理します。

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08
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埋め戻し材注入
ケーシングを引き上げながら所定の埋め戻し材を注 入する。
PIC-UP工法
作業風景を動画でCHECK!
埋め戻し処理の丁寧さ
- セメントミルク材を主な充填材として使用しています。
- 事前に決定した埋め戻し材の仕様で、コンクリートの圧縮強度試験を行なっています。

高橋重機の使用重機

施工機械

大割機

油圧オーガー

上部ケーシング

中間ケーシング

チャッキングヘッド
※「PIC-UP工法」に関し、以下の特許及び商標出願が株式会社片岡工業により保有されており、当社にライセンスされています。
特許第4653110号「地中障害物の撤去装置及び掘削ユニット並びにこれを用いた地中障害物の撤去方法」
商標登録出願 「PIC-UP工法」 第37類 指定役務:杭抜工事,建設工事,土木機械器具の貸与