地盤調査

Groundsurvey

地盤調査とは?

周辺環境から地盤にはさまざまな種類と特性があります。 地盤は地形状況より、沈下・変形のしやすさに違いがあります。家を建てるときには、まず、地盤が良好か軟弱かを調べ、地盤に応じた設計にする必要があります。 例えばこんな地盤は特に危ないと言われてます。
地盤調査とは平成12年の建築基準法改正、品確法の施行により決められた事となっています。
ただし、地盤は建物ではないので品確法の瑕疵担保の対象となる住宅の基本構造部分には含まれませんが、 「地盤の状況を配慮しない基礎を設計、施工した為に不同沈下が生じたような場合には、基礎の瑕疵として本法の対象となる」国土交通省告示第1113号地盤調査の方法には記されてます。

もし地盤調査を行わなかったり、行ってもその結果に応じた地盤補強対策をしなかった事が原因で、基礎に不具合が生じた場合は瑕疵担保責任が発生します。また瑕疵担保責任保険に加入する際には、対象となる住宅の地盤調査が原則義務付けられています。

地盤調査の種類

スクリューウエイト
貫入試験

SWS試験は地盤にロッド(鉄の棒)を垂直に突き刺し、その沈み方から地盤の硬軟や締まり具合を調査します。

ボーリング
標準貫入試験

ボーリングで孔を開けてレイモンドサンプラーを地中に打ち込む打撃回数(N値)を測定する方法。

施工後の地盤平板載荷試験

地盤の平板載荷試験は、原地盤に剛な載荷板を設置して荷重を与え、荷重の大きさと載荷板の沈下との関係から地盤の変形や強さなどの支持力特性を調べるための試験も行っております
主に構造物基礎地盤の支持力特性を求めるために利用されます。
地耐力
地盤反力係数

不同沈下を防ごう!

家を建てた場所が、軟弱地盤だったために、地盤の沈下が均等でなく沈下量に差が生じる現象を指します。つまり、家全体が均等に沈下するのではなく傾くように沈んでいく事をいいます。 地盤が均等に沈下すれば、家は大きな被害を受けません。しかし、どこか一辺だけが沈むなど、沈下が水辺でない場合には家は歪みや傾きなどの大きなダメージを受けます。

不同沈下が起こると、基礎や外壁にクラック(亀裂)が発生したり、ドアの窓の開閉に不具合が生じたりします。仮に傾斜したままの家に住み続けると、平衡感覚のバランスが崩れ、頭痛、疲労感、睡眠障害、腰痛、自律神経失調症など様々な健康面への悪影響が生じる恐れがあります。
一度、不同沈下を起こした土地は、資産価値が著しく低下する場合があります。修繕には最悪の場合、建物と基礎そのものの作り替えが必要なケースもあり、多額の費用負担をまねくことがあります。