既存杭全体をケーシングで包み込んで引き上げる

ケーシングワイヤー工法

ケーシングワイヤーによる既製杭の撤去を行います

ケーシングワイヤー工法とは杭周を削孔してワイヤーを引っ掛けて引き抜く工法です。一般的な現場で多く採用される工法で、さまざまな現場の条件に対応可能です。ラフタクレーン、テレスコピッククレーン、三点式杭打機など使用します。

施工方法

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01
埋設杭の頭出し
杭頭部に露出している鉄筋は、事前にガス溶接またはカッターで切断いたします。
ケーシングセット
重機組立後、敷鉄板等を配置し、転倒に十分注意してケーシングをセットをいたします。
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02
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03
ケーシング掘削
ケーシングを回転させながら杭先端まで挿入をします。
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04
ケーシング引き上げ
杭に挿入したケーシングを引き上げると、杭の周囲は完全に掘削され杭はただ立てただけの状態になり土との摩擦は無くなります。
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05
ワイヤーセット
杭にワイヤーをセットします。
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06
引抜き・埋め戻し
ワイヤーを吊り上げ、杭の引抜きを行います。引抜き完了後は砂又は指定材料で埋め戻します。